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13デイズ (13Days):全世界をキューバ危機から救った「悪魔の代弁者」とは?

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もう少しで、人類は核戦争で滅んだかもしれない。

そんな某世紀末伝説のような話が現実に起こったのが、今作の題材となったキューバ危機でした。その事件についてのおおよそは本作のとおりですが、じつは米ソの全面対決を未然に防ぐことができたのは、「悪魔の代弁者」の存在でした。

劇中では描かれていませんが、J・F・ケネディ大統領が部下たちに対応策を協議させたとき、大統領は弟であるロバート・ケネディ司法長官に「悪魔の代弁者」としての役割を演じるように指示しました。

「悪魔の代弁者」とは、多数派の意見に、あえて批判をする人のこと。多人数による議論は、声の大きい意見に流されたり、権力者への忖度が入り込む可能性があります。

キューバ危機の前年、ケネディ大統領はキューバ反体制派による「ピッグス湾侵攻作戦」を大失敗に終わらせた苦い経験がありました。その原因は、会議の出席者たちがケネディ大統領に異論を唱えることをためらい、反対意見が抑圧されてしまったためでした。

その苦い経験から、キューバ危機への対応策を練る会議に、あえてケネディ大統領は出席を控え、弟のロバート・ケネディ司法長官に「悪魔の代弁者」を演じさせて議論の質を高め、最終的には海上封鎖という比較的穏健な手段を執ることでソ連との衝突を回避しました。

もし、会議で軍部が主張したとおり、キューバへの先制攻撃を実施していたら、世界各地でアメリカとソ連の交戦が始まり、最終的には世界を巻き込む全面核戦争になってしまった可能性もあります。

ケネディ大統領が核戦争をどうしても回避したかったのは、アメリカが1945年に広島と長崎へ落とした2種類の原爆のえげつない威力をじゅうぶんに承知していたからでしょう。世界各地に核爆弾が落とされたら、アメリカとソ連以外の国々の人々も無事ではいられません。だからこそ、ケネディ大統領は軍部から弱腰と揶揄されても、必死に最悪の事態を避けようとしました。

そのJ・F・ケネディ大統領も、キューバ危機の翌年の1963年11月22日、テキサス州ダラスで市内をパレード中に暗殺され、弟のロバート・ケネディも1968年6月、ロサンゼルスのアンバサダーホテル内で暗殺されてしまいました。

もし、日本が他国とギリギリのせめぎあいになったとき、果たしてケネディ兄弟のように知力を駆使して敵国と渡り合えるような政治家が、今の日本にいるのだろうかと思うと、惨憺さんたんたる思いです。

by カエレバ
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