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男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 特別篇(49)意味のないただの蛇足

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男はつらいよ
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作品概要

「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 特別篇」は1997年11月22日公開のシリーズ49作目。

人気の高かった25作「寅次郎ハイビスカスの花」に新たな撮りおろし部分を加えた作品。セールスマンとして全国を旅してまわる満男が寅次郎とリリーを思い出し、25作がそのまま始まる体裁になっています。

評価:★☆☆☆☆

  • 車寅次郎(主人公):渥美清
  • さくら(妹):倍賞千恵子
  • 竜造(叔父):下條正巳
  • つね(叔母):三崎千恵子
  • 博(さくらの夫):前田吟
  • タコ社長(隣りの印刷工場の経営者):太宰久雄
  • 三平(くるまやの店員):北山雅康
  • 佳代(くるまやの店員):鈴木美恵
  • 源ちゃん(寺男):佐藤蛾次郎
  • 満男(寅次郎の甥):吉岡秀隆
  • 高志(沖縄の下宿先の息子):江藤潤
  • 富子(高志の妹):金城富美江
  • かおり(イルカショーの女性):新垣すずこ
  • リリー:浅丘ルリ子

あらすじ

満男はトランクに商品のサンプルを詰めて、全国を旅するセールスマン。駅で缶ビールを飲んでいると、向かいのホームに伯父の寅次郎の姿を見た気がした。鈍行列車に揺られながら、満男は寅次郎ともっとも縁の深かったリリーを思い出す。

感想・考察

これを「49作」として公開する必要があったんでしょうか?

作品の構成は最初と最後に満男が登場した以外、ほぼ25作「寅次郎ハイビスカスの花」そのままです。リメイクというより、ただの蛇足としか思えない作品です。

今作を公開したのは「ファンに答えるため」とか「新しい世代にも観てほしい」など都合のいい理由をつけていますが、ただキリのいい50作まで作りたかった山田洋次監督のエゴイズムでしょう。

ほんとうに新しい世代に観てほしいなら、ムダな手間暇をかけて小手先のアレンジを加えるよりも、若い世代が観やすいように安い料金で過去作を2本立てで上映するほうが効果的です。

エンディングで「その後いろんなことがあったけど、その話はまたいつか聞いてもらいます」と満男が語っていることからも、山田監督は時期をみて50作を撮るつもりだったことがわかります。

そして22年後の2019年に50作目となる「男はつらいよ お帰り 寅さん」の公開となって、ようやく山田監督の老害的なエゴイズムが満たされることになりました。

せっかくシリーズ中でも人気の高い25作ですから、余計なことをしないでほしかったと思う寅さんファンも多かったのではないでしょうか?