その他

映画『虹をつかむ男』感想・レビュー(ネタバレあり):ほんとうは『男はつらいよ』49作になるはずだったけれど……

作品概要 松竹を代表する人気映画の『男はつらいよ』、1996年にはシリーズ49作目として『寅次郎花へんろ』の撮影が予定されていました。しかし主役の車寅次郎を演じる渥美清が8月4日に亡くなったため、西田敏行や田中裕子ら同作に予定されていたキャ...
特撮・SF

映画『オートマタ』感想・考察・あらすじ(ネタバレあり)

『オートマタ』は2014年に公開されたスペイン・ブルガリア合作のSF映画。進化によって自我に目覚めた人工知能(AI)と人類の対立という古典的なテーマが描かれていますが、じつはロボットをとおして、人類の社会を風刺していると見ることもできます。
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映画『226』感想・あらすじ(※ネタバレあり)

作品概要 映画『226』は戦前の陸軍によるクーデター未遂事件「二・二六事件を」モチーフにした作品。20億円の制作費をかけ出演者も豪華ですが、作品に対する評価はもう一つでした。 監督は『極道の妻たち』『鬼龍院花子の生涯』などの五社英雄。 公開...
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特撮・SF

『吸血鬼ゴケミドロ』感想・レビュー:放っておいても人類は勝手に滅亡するかも?

作品概要 『吸血鬼ゴケミドロ』は1968年8月14日公開の特撮怪奇映画。宇宙生物による地球侵略がきっかけとなり、人間同士がエゴをむき出しにしながら争い合う様子が描かれています。 現代の感覚で観るとホラー風味は薄味ですが、ゴケミドロよりもドロ...
その他

映画『時代屋の女房』感想・考察(ネタバレあり)

作品概要 映画『時代屋の女房』は村松友視(ともみ)の小説を原作として1983年3月19日に公開。監督は1970年の『男はつらいよ フーテンの寅』を手がけた森崎東。 渡瀬恒彦が骨董屋「時代屋」のちょっと朴とつな主人を、夏目雅子が気まぐれなネコ...
その他

映画『丑三つの村』感想・考察(ネタバレあり)

作品概要 映画『丑三つの村』は西村望(ぼう)のノンフィクション小説を原作として1983年1月15日に公開。1938(昭和13)年に岡山県で起こった「津山事件」をモチーフに、寒村にはびこる忌まわしい因習や排他的な村人たちの気質が描かれています...
その他

八つ墓村 (77年版) レビュー 主役を喰った山﨑努と濃茶の尼

作品概要 松竹映画『八つ墓村』は1977年10月29日の公開。当時はテレビCMが盛んに放送され、劇中の登場人物・濃茶の尼による「祟りじゃ〜」が流行語となりました。 主演は萩原健一ですが、もっとも存在感を示していたのは多治見要蔵と久弥の二役を...
民子三部作

遙かなる山の呼び声 レビュー 倍賞・高倉・吉岡の三位一体の秀作

映画『遙かなる山の呼び声』は1980年3月15日に公開された山田洋次監督による作品。1970年の『家族』、1972年の『故郷』に続く「民子三部作」と呼ばれるシリーズの最終作となります。 女手ひとつで酪農を営むシングルマザーと訳ありな流れ者の...
民子三部作

【映画 故郷 レビュー】なんで大きなもんには勝てんのかいの?

作品概要 映画『故郷』は1972年10月28日に公開された、山田洋次監督による「民子三部作」の2作目。 大資本によって家族経営の仕事が淘汰され、慣れた土地や仕事を捨てなければならなくなった家族の姿が描かれています。 主なキャスト 民子:倍賞...
民子三部作

【映画 家族 レビュー】日本人の生き方から奪われてしまったもの

作品概要 映画『家族』は1970年10月24日の公開。後に『故郷』『遙かなる山の呼び声』を含めた「民子三部作」と呼ばれる一作目となります。 主演は山田洋次監督の映画『男はつらいよ』で寅次郎の妹さくらを演じて人気を固めた倍賞千恵子。夫の精一は...
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